仕事を知る

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地下鉄構内や地下構造物
(トンネル・共同溝)の
漏⽔⼯事

underground

地下鉄構内や地下構造物(トンネル・共同溝)の漏⽔⼯事

当社が担当する都営地下鉄の駅構内や、トンネル・共同溝などの地下構造物内において、漏水箇所の特定や処理工事を行っています。本来、漏水が起こらないように建設されているはずの構造物内で漏水が起きた場合は、まずは原因を追究します。しかし、安易に漏水を止める処理をしてしまうと、再び新たな箇所から漏水が発生する場合があるため、当社では漏水の水を排水溝へと導く処理工事を行っています。
排水溝へと導くために、水を誘導する金属樋などの加工物を自社の鈑金工場で製作し、その後現場の状況に合わせて加工・設置する施工工事を行います。主な材料はステンレス樋、硬質塩化ビニール製樋、銅版樋、スチール樋などがあります。下見は昼間に行いますが、実際の工事は地下鉄の終電後などの夜間に行っています。

  • 地下鉄構内や地下構造物(トンネル・共同溝)の漏⽔⼯事01
  • 地下鉄構内や地下構造物(トンネル・共同溝)の漏⽔⼯事02
  • 地下鉄構内や地下構造物(トンネル・共同溝)の漏⽔⼯事03
  • 地下鉄構内や地下構造物(トンネル・共同溝)の漏⽔⼯事04
  • 地下鉄構内や地下構造物(トンネル・共同溝)の漏⽔⼯事05
  • 地下鉄構内や地下構造物(トンネル・共同溝)の漏⽔⼯事06

エスカレーターピット内・
エレベーターピット内の
漏⽔処理⼯事

ESCALATOR AND ELEVATOR

エスカレーターピット内・エレベーターピット内の漏⽔処理⼯事

エレベーターが止まる最下階の床面からエレベーターの箱下の底面までの地下空間をエレベーターピットといい、ここにも地中にたまった雨水が亀裂から地下のピット内に漏れ出たり、地上階から流れ落ちてきた雨水がたまったりします。このような漏水はエレベーターの故障を招くため、エレベーターピット内でも排水を促す樋などの加工物を設置する漏水処理工事を行います。

壁の点検⼝などの
⾦属加⼯での漏⽔対策

Inspection hole in the wall

壁の点検⼝などの⾦属加⼯での漏⽔対策

地下鉄の駅構内の壁から漏水が発生している場合は、壁にある点検口から壁の奥や裏側の状況を確認し、漏水の処理工事を行います。水の流れを誘導する金属樋や、壁に穴を開けたときに補強するための金属加工物を自社工場で製作し、現場の状況に合わせた形に施工して設置します。

一日の流れ

FLOW

愛京鈑金工業所では、主に駅構内、地下構造物の漏水処理工事を行っています。地下鉄工事においては、終電後の工事が求められるため、始業時間は深夜になります。皆さんが日ごろ目にすることのない深夜の仕事ですが、実はとっても多くの人たちが関わっている社会活動にとってとても大切な部分です。縁の下の力持ちが我々の仕事。そのとある一日をご紹介します。

  1. 23:00事務所または現地集合

    ・工事現場によって集合時間は異なりますが、事務所または現地に集合します。
    ・現場にて、その日の工事の打ち合わせを行います。
    ・工場で製作した金属加工物など、必要な工事道具一式の搬入を行います。

  2. 25:00漏水処理工事開始

    ・責任者の号令により作業を開始します。
    ・足場の組立てから始まり、点検口などを開閉し、漏水箇所をチェックします。
    ・漏水箇所の状況により、必要な作業に取り掛かります。
    ※この際、漏れている水を安全な場所へ逃がすための樋作りも並行して行います。

  3. 27:30作業終了

    ・現場を原状回復させます。
    ・作業終了後、報告書を作成します。
    ※終了後は明日の工事の確認・準備を行ってから帰宅します。